用語集
ユーザーエクスペリエンス

ユーザーエクスペリエンス(user experience)は、直訳すれば「利用者の経験」という意味であり、一般的に「製品やサービスを使用することによって利用者が得られる体験の総称」を指すとされている。「UX」と略して表記されることも多い。
ユーザーエクスペリエンスの定義と意義
ユーザーエクスペリエンスの「体験」とは、その商品やサービスに対して感じたユーザーの満足感や使い心地・感動・印象などの感情も含んでいます。
ユーザーの感情を考慮し、商品やサービスの購入前から購入後までのすべての体験に対して満足してもらうサービスを提供することを目指すのがユーザーエクスペリエンスの考え方です。
ユーザーエクスペリエンスを向上させることは、ユーザーの満足感を上げることであり、商品やサービスの品質向上にも繋がります。
ユーザビリティとの違い
ユーザビリティ(usability)は、一般的に国際標準化機構によるISO 9241-11での定義がよく知られています。
特定の利用状況において、特定のユーザーによって、ある製品が、指定された目標を達成するために用いられる際の、有効さ、効率、ユーザの満足度の度合い
これによるとユーザビリティは「ユーザーの満足度」といったユーザーの使いやすさを定義したものになっているのが分かります。
一方、ユーザーエクスペリエンスは、製品やサービスを利用した際の使い心地や感動・印象といったユーザーの感情を含んだ体験を定義しています。
つまり、ユーザビリティをさらに発展させた定義がユーザーエクスペリエンスであると考えられます。
このユーザーに対する定義を、さらに「顧客」にまで拡大したのがカスタマーエクスペリエンスと言えます。カスタマーエクスペリエンスは、既に商品やサービスを利用している人だけでなく、これから利用する可能性のある人も含んだ定義となっています。
まとめ
ユーザーエクスペリエンスの向上は、製品やサービスに対する評価の向上・ユーザーの満足度の向上に繋がります。
そのため、マーケティングの面でもユーザーエクスペリエンスの向上を目指すのは重要と言えるでしょう。