梅雨入り前の「天気アプリ」は何が人気?収益の可能性と各アプリの特徴をレポート

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梅雨入り前の「天気アプリ」は何が人気?収益の可能性と各アプリの特徴をレポート

2018年もすでに半年が過ぎ、夏を前にして関東では梅雨に入っています。皆さんは気になる天気をどのようにチェックしているのでしょうか。過去ではテレビやラジオ、新聞と言ったマスメディアが主流でしたが、最近はスマートフォンの普及により、「天気アプリ」を使ってリアルタイムに天気情報を入手するユーザーが増加しています。そこで今回はカスタマーサクセスの観点から各「天気アプリ」がどのように特徴を作り出しているかを調査。梅雨入り前の5月のダウンロード数トップ10ランキングと「天気アプリ」カテゴリの収益の考察と共にレポートします。

ダウンロード数No.1は「Yahoo!天気」。頭痛対策の「頭痛―る」、ファッションと連動した「おしゃれ天気」も人気

2018年5月のApple App Store「天気」カテゴリ内で、地震や天体等を除く天気に直接関連したアプリで最大ダウンロード数は「Yahoo!天気」でした。2位以下の4倍以上のダウンロード数となっており、累計では300万を超えます。

その理由は、完全無料にも関わらず多数の便利な機能が搭載されていることが挙げられます。筆頭が「雨雲レーダー」機能。5分ごとの雨雲の動きがリアルタイムに表示されます。さらに雨雲の接近をプッシュ通知で受信可能です。その他にも、最大5か所のピンポイント天気情報、1時間ごとの詳細な天気予報等を閲覧できます。

2018年5月のダウンロード数の前月対比でも「Yahoo!天気」がトップになっており、その人気の凄まじさが伺いしれます。なお、前月からダウンロード数を増加させている他のアプリは、「天気予報ウェザーニュースタッチ」「tenki.jp」等です。

「天気アプリ」で興味深いのは、天気の中でも、違った目的を持ったアプリにも人気が集まっている点です。その一つが「頭痛―る」。天候の変化による頭痛に悩まされている人たちを対象としたアプリです。気圧を中心とした天気情報を提供しつつ、その天候に対応した頭痛対策の情報が好評を得ています。
もう一つは「おしゃれ天気」「ファッション天気予報 Coordiful」です。天気情報を提供しつつ、その日の天候に合わせたファンション・コーディネートを提案するのが特徴です。

国内Apple App Store 2018年5月ダウンロード数Top10天気アプリ

Source : Priori Data, Apple App Store, Weather, May 2018, Japan
Source : Priori Data, Apple App Store, Weather, May 2018, Japan
Source : Priori Data, Apple App Store, Weather, April & May 2018, Japan
Source : Priori Data, Apple App Store, Weather, April & May 2018, Japan

「天気アプリ」にはお金を払う人も多い。収益を上げているアプリは、シニア向け、専門的な天気情報

「天気アプリ」カテゴリの特徴は、「Yahoo!天気」のような無料アプリに人気が集まる一方で、有料アプリにお金を払っているユーザーが比較的多い点が挙げられます。

その理由は、天気が自分の仕事・趣味に深く関わっており無料コンテンツではカバーできない、専門的かつ詳細な天気情報が必要、などが考えてられます。またスマートフォンアプリに不慣れなシニア層には、有料であっても使い勝手の良いアプリを選択していることも推察されます。

具体例を挙げてみると、「らくらくウェザーニュース」はスマートフォンに不慣れなシニア層でも利用しやすいように、文字を大きくしたり、天気情報を見やすくしたりしています。さらにこのアプリの課金方式は「アプリ内課金」を採用せず、よりシンプルな月額課金のサブスクリプション方式を取っています。

「NOAA Weather Radar」は、高度な雨雲レーダーによるピンポイントでかつリアルタイムの天気情報を提供して人気を得ています。

「海快晴」はサーファーを対象とし、各サーフ・スポットでのピンポイント情報(特に、風と波の数値予想と画像データ、潮汐情報等)を提供しており、「tenki.jp 登山天気」は、国内登山スポットでの詳細情報(山のふもとから山頂までのルート沿いのピンポイント天気予報等)を提供しています。

国内Apple App Store 2018年5月売上金額Top10天気アプリ

Source : Priori Data, Apple App Store, Weather, May 2018, Japan
Source : Priori Data, Apple App Store, Weather, May 2018, Japan

まとめ

「天気アプリ」は、一見「Yahoo!天気」のような完全無料のアプリのみと考えられがちですが、実際には各目的に沿った多数のアプリが存在し、かなりの収益を上げているものもあります。つまり「天気アプリ」カテゴリは、同じ天気という素材でも、切り口次第で差別化しやすく、収益の可能性のあるジャンルと言えるでしょう。
「天気アプリ」に限らず他のカテゴリーでも同様の傾向が見えるか、今後も調査・分析を継続していきます。

なお、アディッシュでは定量的なユーザーボイスの吸い上げによるUX改善等のカスタマーサクセスの支援、アプリの継続率の向上、解析から改善を支援するカスタマーアクティベーション、24時間365日の電話・メール・チャットサポートを初めとしたカスタマーサポートをご提供しています。お気軽にご相談ください。

PRIORI DATAとは

「PRIORI DATA」は、2013年設立、ドイツ、ベルリンに本社を持つ、スマートフォンアプリ市場分析データ会社です。Apple App Store、Google Play上でランキングされている全アプリの推定ダウンロード数、売上金額データを提供しています。提供データ可能国数は57カ国で、ゲーム・サブカテゴリを含む全カテゴリのデータを提供可能です。スタートアップのアプリ開発会社でも購入できる価格帯で、無料トライアルも可能です。国内ではCESA監修「CESAゲーム白書2017」、モバイルコンテンツフォーラム監修「スマホ白書」、「ファミ通モバイルゲーム白書」の公式モバイルデータとして採用されています。また昨年6月からはASO(アプリストア最適化)のデータも追加され、さらに本年から日本を含めた55ヵ国でアクティブ率(DAU・MAU)、デモグラフィックデータ等も追加しています。 詳しくは、http://www.prioridata.net/をご覧ください。