全世界で注目されているゲームパブリッシャー「Voodoo」とは?

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全世界で注目されているゲームパブリッシャー「Voodoo」とは?

現在、スマートフォンゲームアプリ業界で注目されているゲームパブリッシャーの1社は、フランスの「Voodoo」社。2017年11月、Apple App Storeの全世界ダウンロード数で、「Google」に次ぐ第2位のパブリッシャーになっており、ゲームパブリッシャーではダウンロード数世界第1位です。

今回はこの「Voodoo」社をピックアップ。どのようなパブリッシャーなのか?どのようなアプリをリリースしているのか?他のパブリッシャーとどこが違うのか?について、レポートします。

Apple App Storeグローバル市場における「Voodoo」社の総ダウンロード数は2,780万

まず「Voodoo」の月間総ダウンロード数を調べてみると、2017年11月、Apple App Storeグローバル市場では、2,780万と驚異的な数値となっています。このダウンロード数は、「Facebook」「Microsoft」「Tencent」「Instagram」を上回っており、トップの「Google」に次ぐダウンロード数となっています。

2017年11月、Apple App Storeグローバル市場
ダウンロード数パブリッシャーランキングTop10

(出典:PRIORI DATA, Apple App Store, November 2017, Global/データ提供:(株)インターアローズ)
(出典:PRIORI DATA, Apple App Store, November 2017, Global/データ提供:(株)インターアローズ)

9つものゲームアプリでダウンロード数100万以上
シンプル・無音・高度なゲーム性が特徴

次に「Voodoo」社のダウンロード数を調べてみると、2017年11月では9アプリが月間100万を超えるダウンロード数を獲得しています。トップは本年10月11日にリリースされた「Dune!」で、砂漠の中でボールを転がせるシンプルなアクションゲームですが、ダウンロード数は単月で900万に迫る結果となっています。 これら月間100万ダウンロード数を達成しているアプリの特徴は、まずグラフィックがシンプルで、操作が非常に簡単なことが挙げられます。マニュアルなどなくても、すぐにゲームが始められる内容です。しかもゲーム内にはまったく音がありません。可能な限りシンプルな構成になっています。しかし他ゲームと圧倒的に違うのは、そのようなシンプルなゲームにも関わらす、非常に高度なゲーム要素を持っている点です。難易度のバランスが絶妙でユーザーを飽きさせない工夫がされており、いわゆる「ハマる」ゲームになっています。この点が驚異的なダウンロード数の要因になっていると思われます。 またビジネスモデルは、一部のアプリではアプリ内課金がありますが、そのほとんどは無料の広告モデルとなっています。

2017年11月、Apple App Storeグローバル市場
「Voodoo」社アプリダウンロード数

(出典:PRIORI DATA, Apple App Store, November 2017, Global/データ提供:(株)インターアローズ)
(出典:PRIORI DATA, Apple App Store, November 2017, Global/データ提供:(株)インターアローズ)

スクリーンショット

(出典:Apple App Store)
(出典:Apple App Store)

さらに「Voodoo」社の各アプリのダウンロード数を時系列的に調べてみると、「Voodoo」社の成功は、本年5月にリリースした「Snake vs Block」から始まったことがわかります。その後続々と新作アプリをリリースし、本年11月では、9アプリが月間100万ダウンロードを超えるまでに拡大させています。

2017Apple App Storeグローバル市場「Voodoo」社主要9アプリ、累計ダウンロード数推移

(出典:PRIORI DATA, Apple App Store, January - November 2017, Global/データ提供:(株)インターアローズ)
(出典:PRIORI DATA, Apple App Store, January - November 2017, Global/データ提供:(株)インターアローズ)

「Voodoo」はゲーム開発会社ではなくユーザー獲得とマネタイズに特化したパブリッシャー大量のゲームを収集・分析して、売れるものだけをリリース

「Voodoo」社は、本年5月から11月の7ヵ月間で、ダウンロード数100万を超えるゲームを8アプリ誕生させています。これは現実的にあり得るのでしょうか?大手のパブリッシャーでしかできないはずです。では何故スタートアップの「Voodoo」にはできるのでしょうか? それは「Voodoo」社はゲームを開発していないからです。「Voodoo」社は、ゲームを開発しない代わりに、世界中のゲーム開発会社とコンタクトし、彼らが開発しているゲームを大量に収集して、それを分析・改良し「売れる」ものだけをリリースしています。これにより100万ものダウンロード数を達成できるゲームアプリを、短期間で多数リリースすることが可能となっています。 それを裏付けることとして、「Voodoo」のウェブサイトのトップページは「We help you create a hit game (SEND YOUR GAME)」(弊社は、貴社がヒットするゲームを作ることをお助けします。貴社のゲームを送ってください)となっています。

さらに「Voodoo」社は、ゲームのユーザー分析に優れていて、「GameAnalytics」と言うゲームユーザー分析ツールを用いて、日々各ゲームの分析を行っています。この分析によって、「どのようなゲームが新規ユーザーを大量に獲得できるのか?」「どのような要素がカスタマーリテンションに作用するのか?」「最大のマネタイズを達成するには何が必要か?」等のデータを収集しています。このデータに基づいて大量のゲームを分析・改良し、本当に「売れる」ゲームだけをリリースしています。これが「Voodoo」社の成功の要因です。 現状ゲームアプリは、ゲーム会社が開発し、その会社がパブリッシングするのが大半となっています。またゲーム開発はせず、パブリッシングのみに特化したパブリッシャーも存在しています。 しかしながら、この「Voodoo」社が行っているようなゲーム開発をせず、大量のゲームアプリを徹底したユーザー分析データで改良するアプローチは、全く新しい成功事例として参考にすべきと思われます。 今回の「Voodoo」社の成功で、このようなパブリッシャーが今後増えてくることが予想されます。

「PRIORI DATA」とは

「PRIORI DATA」は、2013年設立、ドイツ、ベルリンに本社を持つ、スマートフォンアプリ市場分析データ会社です。Apple App Store、Google Play上でランキングされている全アプリの推定ダウンロード数、売上金額データを提供しています。

提供データ可能国数は57カ国で、ゲーム・サブカテゴリを含む全カテゴリのデータを提供可能です。スタートアップのアプリ開発会社でも購入できる価格帯で、無料トライアルも可能です。国内ではCESA監修「CESAゲーム白書2016」、モバイルコンテンツフォーラム監修「スマホ白書」、「ファミ通モバイルゲーム白書」の公式モバイルデータとして採用されています。また本年6月からはASO(アプリストア最適化)のデータも追加されています。

詳しくは、http://www.prioridata.net/をご覧ください。