ライドシェアサービスの実態調査。グローバル、米国、アジア諸国で活用されるアプリを徹底比較

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ライドシェアサービスの実態調査。グローバル、米国、アジア諸国で活用されるアプリを徹底比較

現在グローバル規模で、シェアリングエコノミーの浸透が進んでいます。その中でも顕著なのが「Uber」を代表とする配車サービスやライドシェア(相乗り)サービス。タクシーやハイヤーの領域に、新しいサービス形態で参入し、車による人の移動の利便性を高め利用者を増大させています。
今回は、この配車サービスやライドシェアサービスにフォーカス。アプリ市場データ分析ツールのPRIORI DATAから、世界規模でどのようなサービスが人気を博しているのか、さらに米国、アジア諸国の各主要サービスのアプリのダウンロード数推移、そして、アクティブユーザー数をまとめました。

グローバル市場のライドシェアサービス:人気アプリは「Uber」「DiDi-滴滴出行」「Grab」「Lyft」「Ola Cabs」

まずグローバル市場で人気の配車・ライドシェアアプリを見てみましょう。リリース後の累計ダウンロード数のトップはApple App Store、Google Playともに米国の「Uber」で圧倒的な数を誇ります。後に続くのが中国の「DiDi-滴滴出行」、シンガポールの「Grab」、米国の「Lyft」、フランスの「BlaBlaCar」、インドの「Ola Cabs」です。アジア圏のアプリのダウンロード数が多いことが分かります。

なお「Uber」は中国での事業を「DiDi-滴滴出行」に、東南アジアの事業を「Grab」に売却しています。また中国ではGoogle Playのサービスは許可されていないため、「DiDi-滴滴出行」はApple App Storeのみのダウンロード数となります。

グローバル市場 Apple App Store / 主要配車・ライドシェアアプリ累計ダウンロード数(累計ダウンロード数1,000万以上)

Source : Priori Data, Apple App Store, Travel, Global
Source : Priori Data, Apple App Store, Travel, Global


グローバル市場 Google Play / 主要配車・ライドシェアアプリ累計ダウンロード数(累計ダウンロード数1,000万以上)

Source : Priori Data, Google Play, Map & Navigation, Global
Source : Priori Data, Google Play, Map & Navigation, Global

米国では「Uber」と「Lyft」が2大ブランド。「Uber」のMAUは4,000万を超える 

次に、配車・ライドシェアアプリのダウンロード数推移を国別に見てみましょう。米国では「Uber」と「Lyft」が2大ブランドになっていることが分かります。「Uber」が「Lyft」を上回っていますが、2016年から「Lyft」のダウンロード数が増加しており、「Uber」に迫る勢いです。

米国市場 Apple App Store / 月間ダウンロード数推移(2014年9月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, US
Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, US

MAU(月間アクティブユーザー数)からも、両アプリともに安定的にユーザー数を増加させていることが分かりますが、数自体は「Uber」が圧倒的なことが分かります。2018年7月では、「Uber」のMAUは、4,000万を超えているのに対して、「Lyft」は約300万の結果となっています。

米国市場 Apple App Store / 「Uber」のMAU推移(2017年1月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, US
Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, US

米国市場 Apple App Store / 「Lyft」のMAU推移(2017年1月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, US
Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, US

日本のダウンロード数トップは「Japan Taxi」。MAUは「Uber」がトップの逆転現象

日本では、海外のような一般ドライバーの配車行為が、「白タク」として法規制の対象です。「Uber」のサービス提供もタクシー・ハイヤー配車のみとなっています。
そのような中で、アプリのダウンロード数トップは国内の「Japan Taxi」でした。「Uber」は2位という結果になっています。

また国内のライドシェアの領域では「Crew」といった新興のアプリが幾つかリリースされていますが、まだライドシェア自体の認知が行き届いていないのか、ダウンロード数は伸びていない状況です。

国内市場 Apple App Store / 月間ダウンロード数推移(2014年9月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, Japan
Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, Japan

日本での「Uber」と「Japan Taxi」のMAUの推移を調べてみました。両アプリともユーザー数を増加させており、国内でもアプリを使ったタクシー配車サービスが定着していることが推察できます。
ユーザー数では「Uber」が「Japan Taxi」を大きく上回っており、「Uber」の2018年7月のMAUは100万に迫ります。

国内市場 Apple App Store / 「Japan Taxi」のMAU推移(2017年1月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, Japan
Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, Japan

国内市場 Apple App Store / 「Uber」のMAU推移(2017年1月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, Japan
Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, Japan

中国では「DiDi-滴滴出行」が独占状態。MAUは、月間750万に迫る勢い

中国では「Uber」の中国事業を買収した「DiDi-滴滴出行」が独占状態です。そのダウンロード数は驚異的で、ピーク時には月間300万以上を記録しています。
対抗する競合アプリとして「美团打车」が挙げられていますが、そのダウンロード数は、ピーク時でも月間100万程度で、「DiDi-滴滴出行」には及ばない状況です。

中国市場 Apple App Store / 月間ダウンロード数推移(2014年9月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, China
Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, China

MAUも「DiDi-滴滴出行」が独占状態にあり、着実にユーザー数を増加させています。その数は、2018年7月で750万に迫ります。
一方「美团打车」は、本年4月にMAUが約100万を記録しましたが、その後は減少しており、「DiDi-滴滴出行」との差は広がっています。

中国市場 Apple App Store / 「DiDi-滴滴出行」のMAU推移(2017年1月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, China
Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, China

中国市場 Apple App Store / 「美团打车」のMAU推移(2017年8月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, August 2017 – July 2018, China
Source : Priori Data, Apple App Store, August 2017 – July 2018, China

インドではローカルアプリの「Ola Cabs」が「Uber」をダウンロード数で上回る。MAUはトップの「Uber」を「Ola Cabs」が追いかける展開

インドでは、ローカルアプリの「Ola Cabs」の人気が高く、ダウンロード数ではアプリリリリース時から「Uber」を上回っています。一時的に「Uber」に抜かれた期間がありますが、2017年9月からは再度「Uber」を上回るダウンロード数で推移しています。

なおインドのレポートでは、ユーザー数がApple App Storeより多いGoogle Playのストアデータを使用しています。

インド市場 Google Play / 月間ダウンロード数推移(2014年1月-2018年7月)

(Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, India)
(Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, India)

インドのMAUは、「Uber」が「Ola Cabs」を上回っていますが、「Uber」は2017年8月をピークに減少傾向です。逆に「Ola Cabs」は「Uber」との差が約10倍あるものの、増加傾向で推移しています。

インド市場 Google Play / 「Uber」のMAU推移(2017年1月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, India
Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, India

インド市場 Google / 「Ola」のMAU推移(2017年8月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, August 2017 – July 2018, India
Source : Priori Data, Apple App Store, August 2017 – July 2018, India

インドネシアのダウンロード数とMAUトップは「Grab」。第2位はローカルアプリの「GO-JEK」

インドネシアでは、アジアのローカル色が強く、ダウンロード数トップはシンガポールの「Grab」。また第2位はインドネシアの「GO-JEK」となっています。
「Uber」は、インドネシアでは低迷しており、2018年3月に東南アジアの事業を「Grab」に売却したため、それ以降のダウンロード数はほとんどありません。

なおインドネシアのレポートはインドと同様に、ユーザー数がApple App Storeより多いGoogle Playのストアデータを使用しています。

インドネシア市場 Google Play / 月間ダウンロード数推移(2014年9月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, Indonesia
Source : Priori Data, Apple App Store, September 2014 – July 2018, Indonesia

MAUでは「Grab」がトップで、ピークの2018年2月には3,000万に迫る数値となっています。しかしながら、その後は減少傾向で推移しています。「GO-JEK」も同様の傾向にあり、2018年2月をピークにしてその後は減少しています。

インド市場 Google Play / 「Grab」のMAU推移(2017年1月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, India
Source : Priori Data, Apple App Store, January 2017 – July 2018, India

インドネシア市場 Google Play / 「GO-JEK」のMAU推移(2017年8月-2018年7月)

Source : Priori Data, Apple App Store, August 2017 – July 2018, Indonesia
Source : Priori Data, Apple App Store, August 2017 – July 2018, Indonesia

まとめ

アジア圏の配車・ライドシェア(相乗り)サービスは、中国以外はUberもしくはGrab対ローカルアプリの勢力図という傾向があります。日本はまだ規制があり、ライドシェアは浸透していないですが、法的に緩和された際に、同じような傾向になる可能性は高いです。
そのような中で日本のアプリが世の中に受け入れてもらうためには、アプリ自体の品質もそうですが、プロモーションやサポートの充実になってきます。
アディッシュではライドシェアを含めたシェアリングエコノミー領域のアプリのプロモーション支援等のカスタマーサクセスSNS運用代行、ユーザーサポートを充実させるためのカスタマーサポートの代行業務を提供しています。お気軽にお問い合わせください。

PRIORI DATAとは

「PRIORI DATA」は、2013年設立、ドイツ、ベルリンに本社を持つ、スマートフォンアプリ市場分析データ会社です。Apple App Store、Google Play上でランキングされている全アプリの推定ダウンロード数、売上金額データを提供しています。提供データ可能国数は57カ国で、ゲーム・サブカテゴリを含む全カテゴリのデータを提供可能です。スタートアップのアプリ開発会社でも購入できる価格帯で、無料トライアルも可能です。国内ではCESA監修「CESAゲーム白書2017」、モバイルコンテンツフォーラム監修「スマホ白書」、「ファミ通モバイルゲーム白書」の公式モバイルデータとして採用されています。また昨年6月からはASO(アプリストア最適化)のデータも追加され、さらに本年から日本を含めた55ヵ国でアクティブ率(DAU・MAU)データも実装しています。
詳しくは、http://www.prioridata.net/をご覧ください。