コラム2013.05.17
続・中国のユーザーサポート事情 〜中国400番って何?番号はどこに掲載するの?に答えます!〜

2013年5月15日にソフトバンクテレコムさんと共同で以下のプレスリリースを出させていただきました!
「ガイアックスとソフトバンクテレコムの業務提携によるソーシャルアプリプロバイダー向け中国語・韓国語対応の電話サポートの提供開始」
今回はこのプレスリリースについて詳細をご紹介します。
App Store売上トップ20アプリの電話窓口開設率の詳細
中国の電話開設率は日本の8倍、韓国は4倍
プレスリリース内に「App Store売上ランキングトップ20アプリの電話窓口開設率」というグラフを掲載していますが、具体的には以下のアプリを調べています。

特に中国は電話の設置が一般化している印象がありますね。
もともと中国では行政や金融機関はもちろん、ウェブサービスでも電話サポートを設置するケースが多い特徴があります。 例えば2008年に多くブームになった中国のEC市場でも購入者達の不安・疑問をすぐに解消し、購買行動に移してもらえるよう即レスポンスをしています。また多くの企業でこのように即レスポンスをする運用を行なっているため、しっかり対応しないと他と比較され継続率が下がってしまう、という現象もあります。
(確かに電話でお問い合わせすることに慣れているのであれば、同じようなサービスであれば電話ですぐに対応してもらった方が早いし、いいっていう気持ちになりますね・・・)
電話番号400番とは
中国のカスタマーセンターはフリーコールよりも折半型が多い!
今回電話番号の掲載が確認された中国アプリの内7割以上が400から始まる番号を利用しているのですがこれ何の番号か分かりますか??
これは、架電側(ユーザー)・着信側(ディベロッパー)が通信費を按分負担する番号です。カスタマーサポートでは一般的に利用されている番号であり、モバイルアプリ以外でもケンタッキーやヒューレット・パッカード等でも採用されています。(背景としては、完全フリーコールにしてしまうとユーザーから電話がかかりすぎてしまうからなのでしょうね)
番号は中国3大キャリア全てから発行されており携帯からの架電も可能。また広い中国全土で利用することができます。
今回の提携でもガイアックス・ソフトバンクテレコムさんでは400番号を推奨させていただいています。
なかなか中国市場はハードルも高いところもあるかと思いますが・・・・何か気になる点があればお気軽にお問い合わせください!