お役立ち情報ブログ

ダウンロード数は多いが、課金率の低いインドのアプリ市場の特性とは?
2017年8月のデータで見る

Column 042

2017年10月25日

料理レシピアプリでも「動画」が人気? イメージ画像

インドは人口13億人を超え、中国に次いで世界第2位。さらに経済も発展しており、日本のアプリ・パブリッシャーにとって期待の高い市場となっています。では、インドのアプリ市場の現状はどうなのでしょう。すでに日本のアプリは受け入れられているのでしょうか?

今回は2017年8月、インドGoogle Playでのダウンロード数・売上金額ランキングから、インドで人気のアプリ、さらにインドでの日本のアプリの状況をレポートします。

インドのダウンロード数は月間7億超え。ただし課金率は低く、売上トップのアプリでも7000万円強にとどまる。

まずインドで驚かされるのはそのダウンロード数で、本年8月単月のGoogle Playでの総ダウンロード数は7.5億と、人口世界第二位のインドだからこその多さになっています。ダウンロード数トップ5を見てみると月間ダウンロード数はすべて300万超え。トップは米国のメッセンジャーアプリ「WhatsApp Messenger」、第4位には同じく米国の写真加工アプリ「PicsArt Photo Studio」、第5位は世界的人気のデンマークのゲームアプリ「Subway Surfers」がランクイン。インドでも欧米のアプリは人気です。

しかしながら、インドで問題なのは課金率の低さ。2017年8月のGoogle Play総売上は6.5億円程度です。月間ダウンロード数7億を考えると、低い課金率にとどまっています。
売上金額トップ5を見てみると、トップはビリヤードゲームの「8 Ball Pool」、全世界でヒットしている「Clash of Clans」は第3位でした。ただし売上金額は、トップの「8 Ball Pool」でも月間7000万強、「Clash of Clans」でも月間4000万円強ほどです。

またインドで特徴的なのは、売上金額トップ5の多くがポーカーゲームという点です。インドでは、複雑なゲームよりもシンプルなポーカーゲームが人気で、これらのゲームに対してユーザーがお金を払っています。

2017年8月、インドGoogle Playダウンロード数トップTop5

(出典:PRIORI DATA, Google Play, August 2017, India/データ提供:(株)インターアローズ)

2017年8月、インドGoogle Play売上金額トップTop5

(出典:PRIORI DATA, Google Play, August 2017, India/データ提供:(株)インターアローズ)

インドにおける日本アプリは苦戦。 日本勢トップのダウンロード数は「Pokemon Duel」で全体126位。売上トップは「PES 2017 PRO EVOLUTION SOCCER」で全体150位。

インドのGoogle Playダウンロード数ランキングの中で、日本のトップアプリは「Pokemon Duel」です。約56万ダウンロードは、インド全体の126位と苦戦を強いられています。インドにおいては、日本の代表的なアプリでも人気があるとは言えない状況です。

世界的に注目を集めている日本のアプリ、「Super Mario Run」はダウンロード数ランキングは617位。売上金額に関しても同様で、コナミのサッカーゲーム「PES 2017 PRO EVOLUTION SOCCER」の全体売上ランキングは150位で、金額も月間100万円に達しません。

インドは確かに人口13億人を有する大国ですが、スマートフォンアプリに関しては、ダウンロード数は巨大であるものの、アプリにお金を払うユーザーはまだ少数と言えます。また、日本のアプリに関しては知名度が低い状況です。ダウンロード数ばかりに注目するのではなく、課金率の状況を継続的にウォッチした上で、インド市場における戦略を構築することが賢明と思われます。

2017年8月、インドGoogle Play日本アプリ、ダウンロード数トップTop5

(出典:PRIORI DATA, Google Play, August 2017, India/データ提供:(株)インターアローズ)

2017年8月、インドGoogle Play日本アプリ、売上金額トップTop5

(出典:PRIORI DATA, Google Play, August 2017, India/データ提供:(株)インターアローズ)

 
「PRIORI DATA」とは

「PRIORI DATA」は、2013年設立、ドイツ、ベルリンに本社を持つ、スマートフォンアプリ市場分析データ会社です。Apple App Store、Google Play上でランキングされている全アプリの推定ダウンロード数、売上金額データを提供しています。

提供データ可能国数は57カ国で、ゲーム・サブカテゴリを含む全カテゴリのデータを提供可能です。スタートアップのアプリ開発会社でも購入できる価格帯で、無料トライアルも可能です。国内ではCESA監修「CESAゲーム白書2016」、モバイルコンテンツフォーラム監修「スマホ白書」、「ファミ通モバイルゲーム白書」の公式モバイルデータとして採用されています。また本年6月からはASO(アプリストア最適化)のデータも追加されています。

詳しくは、http://www.prioridata.net/をご覧ください。

[新春キャンペーン]アプリ市場データ速報を特別価格でご提供!